今さら『Being Geek』
最近、遅ればせながらオライリーの『Being Geek』を読んでいます。日本語版が出てからもうすぐ 1 年が経とうとしてるみたいで、早いもんですね。
Being Geek ―ギークであり続けるためのキャリア戦略
- 作者: Michael Lopp,夏目大
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2011/06/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本は 3 部構成 4 部構成になっていて、最後の第 3 部をまだ読んでいる途中ではあるのですが、ここまで読んだ範囲でも「おもしろいな」と思える内容でした。
第 1 部は「キャリアの形成」「転職」についての話です。
まずなるほどと思ったのは、「どんな些細なことでも、自分がこれをやります (できます) と言ったことを全てこなすように」というアドバイスです。またできないことはちゃんと「ノー」と言いましょう、とも書いてあります。そうしないと、自分の評価は下がってしまうという話です。
当たり前じゃないか、と言われそうですけど、自分は「ナード」である筆者に言われて、初めてあらゆるタスクをちゃんとこなす必要性を感じました。多分普通のノウハウ本を読んでも動かなかった気がします。「ナード」に言われちゃ仕方ないな、って感じでちょっと改心しました。
このことから分かった派生的なノウハウは、自分のようにギークやナードに憧れている人に言うことを聞かせるためには、ギークやナードの言葉を引用すればいい、ということです。「名前重要」ということを教えたければきのこ本を持ってくればいいし、マネージャの人はプログラマに『Being Geek』を読ませればもうちょっと真面目に働くかもしれません。
他になるほどなーと思ったところでは、「会社が嫌いだという理由で転職してもうまくいかないよ」というのは自分も含め結構色んな人にグサっとくる内容じゃないでしょうか。理由は怒りから行動を起こすとまともな判断ができないから、ということみたいです。
あと第 1 部でおもしろいなと思ったところですが、採用の時の面接官を「怒ってる人」「静かな人」「質問しまくる人」みたいな感じで類型化している章があります。この中で誰か影響力が高いのかも書いてあります。
今日のところはここまで。そういえば表紙を見た感じ、ギークといえばスニーカーなんですかね。